【フランス】フランスに残る最古の要塞「アンジェ城」ヨハネの黙示録

ここロワール渓谷には300を超える美しい古城群があり、2000年に280kmにわたる流域が世界遺産に登録された。

フランスに残る最古の要塞「アンジェ城」

フランス西部の小都市アンジェのメーヌ側に突き出した岩壁の上に建つアンジェ城。

この城はロワール渓谷に数ある優美な古城群とは趣のことなる重厚感の溢れる石造りの城塞だ。

城の起源は3世紀末にローマ人が築いた城塞都市で、9世紀にアンジュー公の領地になると、防衛拠点兼住居として豪壮な城塞が築かれた。

その後、1154年にイングランド王となったプランタジネット家の領地になると、アンジェはイングランド王国の首都になり、数々の王権争いの舞台となった。

1204年にフィリップ2世が私服すると、孫のルイ9世が1232年から大規模な改築に着手した。現在に残る17の巨大な塔、城の周囲を取り囲む長さ660mの堅固な城壁はこの時代に建てられたものである。

その後も城主を変えながら、様々な用途で使用されてきたが、現在は一般公開されており、特に中世最大かつ国内に現存する最古のタペストリー「ヨハネの黙示録」で人気を集めている。

世界最大最古の連作タペストリーであるヨハネの黙示録
世界最大最古の連作タペストリーであるヨハネの黙示録

外側は煙突の様な巨大な城壁に囲まれているが、内部に入るとゴシック様式の豪壮な城館と、美しいフランス庭園が出迎えてくれる。

空からとらえたアンジェ城全体

アクセス

パリからサン・ロー駅まで列車で約1時間半、駅から徒歩約15分。

開館時間

1月、5月、11月の1日、11月11日、12月25日は休館
5月2日〜9月4日 → 9:30〜18:30
9月5日〜4月 → 10:00〜17:30

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