【ルーマニア】ルーマニア国内随一の美しさを誇る「ペレシュ城」。ルーマニア初代国王が築いた華麗な夏の離宮

壮大な山々が連なるカルパチア山脈の麓、標高約800mの山岳地帯に広がる都市シナイア。18世紀にはブカレストの王侯貴族の別荘地として栄え、『カルパチアの真珠』の愛称をもつこの都市は、現在は、夏は避暑地、冬はスキーリーゾートとしてルーマニア国内随一のリゾートとして知られています。

この街のシンボルとなっているペレシュ城は、ルーマニア初代国王カロル1世の指揮の下、王室の夏の離宮として1875年に着工され、増築を重ねて1914年に完成しました。

建設には王室の自己資金が投入されて、その総額は日本円でおよそ120億円にも及ぶと言います。

様々な要素が混在するこのお城は、ドイツ・ルネサンス様式と呼ばれるルネサンス、バロック、ロココ、それぞれの特徴を取り入れた建築様式で築かれています。

お城の至るところに施された彫刻は大変緻密で美しく、重厚な空間を演出しています。こうした優美な作りから、ルーマニア随一の壮麗な城と称されています。

PELES/ROMANIA,Carpathian mountains – August 2017: Interior of Peles Castle (Castelul Peles), Romania

現在、ペシュレ城は博物館として一般公開されており、宮殿内の160余りの部屋には、カロル1世が収集した絵画、彫刻、陶磁器、宝飾品、武具などが展示されています。

ペシュレ城の前には、建国の父として今も国民に崇敬されているカロル1世の銅像を見ることができます。

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