【ドイツ】ディズニーランドのシンデレラ城のモデル「ノイシュヴァンシュタイン城」王の現実逃避から生まれたロマンチックなお城

ノイシュヴァンシュタイン城の歴史

ディズニーランドのシンデレラ城のモデルとしても知られるノイシュヴァンシュタイン城。

この美しいお城を建てたのは、狂王の異名を持つバイエルン王国の国王ルートヴィヒ2世です。

類まれな美貌であったルートヴィヒ2世

ルートヴィヒ2世は幼い頃から芸術を愛し、中世騎士道への憧れを強く抱いた王でしたが、

普墺戦争でプロイセンに敗れると、次第に政治の世界から逃避し、自分の世界に閉じこもるようになっていきました。

ノイシュヴァンシュタイン城はそんな芸術を愛し、騎士道を愛したロマンチストの国王の現実逃避から生まれたお城なのです。

様々な建築に熱を入れたルートヴィヒ2世

王はお城のデザインを、城郭の専門家ではなく、宮廷劇場の舞台装置や舞台美術を担当していた画家のクリスチャン・ヤンクに依頼したため、ドイツのお城に本来あるべき小聖堂や墓地がなく、王の趣味のみが最優先された実用には適さないお城になったのです。

クリスチャン・ヤンク Image by wikipedia

ルートヴィヒ2世の突然の死

1869年に着工され、1886年に居住できる状態まで建設が進むと、王は首都ミュンヘンに戻らず、この城を居城とするようになりました。

そのわずか数ヶ月後、家臣達はルートヴィヒ2世を精神病として廃位させるのです。

廃位の翌日、シュタルンベルク湖でルートヴィヒ2世と彼の主治医の亡骸が発見されましたが未だにその死の原因は解明されておらず様々な説が語られています。

【築城150年以上の時を経て、現在、世界から年間100万人以上もの観光客が訪れる人気の地に】

また、ルートヴィヒ2世は自分の死後、ノイシュバンシュタイン城を取り壊すように指示をしていました。というのも彼はお城には選ばれた者しか入れないという考えの持ち主であり、彼の徹底した世界観を汚されるのを恐れたのかもしれません。

皮肉にも今では世界から年間100万人以上もの観光客が訪れる観光地となり、築城150年以上の時を経て、バイエルン州の重要な収益源として貢献するなどとは、ルートヴィヒ2世は思ってもみなかったでしょう。

現在、ノイシュバンシュタイン城はロマンチック街道の終点かつ最大の見所となってます。

地図

ノイシュバンシュタイン城への行き方・アクセス

ミュンヘン中央駅からフュッセン駅まで列車で約2時間、麓のチケットセンターまでバスで約10分、そこから徒歩で約40分(馬車やシャトルバスもあります)

ベストシーズン・季節

6月〜8月

開館時間

3月28日〜10月15日 9:00〜18:00
10月16日〜3月27日 10:00〜16:00

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